はかた駅前通り周辺道路環境整備

福岡県福岡市／2011

駅前広場を起点とした〈はかた駅前通り〉は、福岡最大の商業エリアである「天神地区」、大型商業施設「キャナルシティ博多」のふたつの商業拠点と連携し、福岡のまちの魅力をつなぐ回遊ルートとして位置づけられる。街路照明は、駅前広場のオリジナル街路灯と同一デザインとし、点としての駅前広場から、線としての駅前通り、面としての街区のつながりへと、光で風景を繋いでいく。支柱部分のアクアブルーの間接照明が、視線誘導型の光となり、歩行者を回遊させる装置となる。また、間接照明がサイドから歩行者の顔を照らし、賑わいの創出にも寄与している。通りのシンボルであるけやき並木を連続的に照明することで、光のドームをつくり、並木の魅力を活かした通りの軸線を強調し、はかた駅前通りの個性化へ寄与している。