明治35年より代々続き、地元に根ざした医療を目指す内田病院の増改築にあたり行なった内外部の照明計画。メインファサードのライトアップ、トップに設けたポイントライトが夜間のアイキャッチとなり地域医療の拠点としての存在感を表している。外来は色温度5000Kの白くさわやかな光で病院の機能エリアとしての位置づけを明確にし、来訪者へ清潔感と解放感を与える。壁面スリット照明が来訪者の動線を明確化し、円を基調とした折上げ天井の照明で滞在エリアを示し、新しい内田病院の顔を演出している。病床エリアは、壁面スリット照明による動線の明確化はそのままに、色温度の低いあたたかみのある光で安らぎの空間をつくる。
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