うるま市最大の観光名所であり、勝連半島から平安座島を結ぶ全長4.7kmの海中道路。その中央に位置するシンボル的存在・平安座海中大橋のライトアップを行なった。平安座海中大橋は、主塔とケーブルを「紅型」に登場する伝説の鳳凰の雄姿を演出した斜張橋である。光のコンセプトを「波を蹴り、雲を突き抜け、飛び立つ鳳凰」として、鳳凰が羽を広げ羽ばたく様子を表現した。280mという長い橋桁は鳳凰の羽の光を映し込んだ平安座の海を表し、シンボルとなる鳳凰のシーンでは、20分に一度、3分間だけ色がすべて朱色に染まり、五色の雲をイメージした光が現れ緩やかに色変化する。また、春夏秋冬、クリスマスやバレンタインデーの歳時記に加え、ハーリーやエイサーなど文化を表現するシーンが年間14種類現れ訪れる人々に感動を与える。見上げの視点、車に乗って眺めるシークエンスとしての視点、そして遠くから橋全体を見渡せる視点、どこから見ても美しい橋のライトアップデザインを創出した。
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