照明のデザインコンセプトは「紅く燃えるトーチ」。1962年の開通当時「東洋一の夢の吊橋」と呼ばれ、工業地帯として日本を代表する都市の象徴であった「若戸大橋」は、エネルギー・情熱・使命を象徴する朱色の雄大な翼を今も広げ、その構造美に目を引かれる。朱色に輝く主塔を紅く燃える2本のトーチに見立て、橋全体を光輪の如く輝くライトアップをイメージした。トーチが持つ炎は古くから神聖なものその灯りは航海の安全を祈願し、暗闇から私たちの日常を明るく照らす希望を持っている。またオリンピックの聖火リレーのように人と人まちとまちを繋いでいくイメージがある。このコンセプトに沿って若戸大橋が持つ印象的な朱色に合わせたオリジナル光色を開発し照らし上げ未来を照らし続ける真紅の「トーチ」を表現したライトアップを行った。
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